フリーランスエンジニアを目指す時、自分の向き不向き、強み弱みをはっきりさせておくことがおすすめです。企業に勤めている場合、上司や先輩などを頼って相談に乗って貰うこともあれば、ミスをした時にフォローして貰うこともあるでしょう。
しかし、フリーランスとして独立したら全て独力で対応しなければなりません。この時注意したいのは、技術的な側面だけでなく仕事を受注する際のやり取り、契約における法律的な問題、金銭に関する事務的な仕事なども含まれているということです。
つまり、営業や法務、経理的な作業も必要になることを見落としていると、フリーランスとして独立こそしたものの、事業としては大失敗してしまうかもしれません。
そのような失敗を回避するためにも、特に自分に不向きな仕事や弱みになるポイントを押さえて、早い段階から対策を考えておくことが大切です。例えば経理関係が苦手であるならば、税理士への依頼や、税理のオンラインサービスの導入を検討すると安心です。
進捗管理が苦手でつい仕事をため込みがちならば、自分にあったタスク管理や、仕事を受けるペースなどを見極める必要があります。
またフリーランスとなると報酬や作業単価を自ら設定する必要がありますが、曖昧に安く請け負うのではなく、金額に応じた作業内容を検討しておき、最初から明確にしておきましょう。
議事録などをつけず口頭のみでやり取りをしがちな場合、後々のトラブル発生の種になりやすいため、依頼主に対してメールではっきりと示す習慣をつけておきたいものです。
自分が苦手だなと思うことは誰しもあることですので、放置せず、対策を考えていくことが大切です。